1.環島の前に気にしていたリスク。
環島(台湾一周)の準備中の記録です。台湾で使用するのロードバイクを買ったものの、それ以降もヘルメットやバイク用のパンツ、ライトなどの備品を買わなければならないものが増えていきます。今回のツアーにはガイドがついてくれているとはいえ、以下のような危険性についてはあらかじめ想定していました。
- 交通事故、怪我
- 落石や遭難
- 雨や風など気象現象
- 高温による脱水症状
- 日差し(太陽光)
- 黄砂や大気汚染など
- 食中毒や水が合わないことによる体調不良
- 虫よけ
- 感染症や風土病
- 野犬や蛇などの野生動物
- 盗難や詐欺、落とし物など
台湾の北部は亜熱帯、北回帰線を超えた南部は熱帯です。梅雨は例年5月半ば以降とはいえ、スコールのような大雨も想定されます。それと強烈な日差し。これは日本の比ではありません。また、台湾は野犬が多く日本のように狂犬病フリーでもないため、万一噛まれた場合には深刻な事態を招きかねない・・このあたりは以前の台湾旅行の経験から気を付けようと思っていました。
2.どこまで買っておくべきか?
ロードバイクを3か月前に買ったばかりの素人が、環島(台湾一周)に挑むわけですから、気になり始めたら止まりません。台湾に行く前にどれだけ買っておくべきかといろいろ悩みました。今回は日本からロードバイクを運ぶわけですかから輪行のセットは必要でしょうし、パンクした場合のキットやタイヤチューブ、チェーンなども考えましたが、結局、これらは最小限度にすることにしました。今回はガイドさんがいるし、自転車やGIANTの支店も各所にあります。生活用品に関してはセブンイレブンもファミリーマートもありますから、特に困ることはないだろう、という判断です。日本で買っておいて良かったもの、買っておけば良かったものは後述します。
3.どこまで準備をしておくべきか?
ロードバイクを買ってから3カ月の間、週末に時間があったときは志賀島や糸島へ100キロ程度のライドに出かけた程度。ぶっちゃけ、ギアの使い方がなんとなくわかっただけで、パンクの修理もできませんでした。ただ、自転車通勤もしていましたし、日常的に10キロくらいは自転車を漕いでいたし、ジムでも漕いでいたのでなんとかなるかと思っていました。
ただし、難題は輪行。集合場所へロードバイクを持って行く手段です。輪行袋を買って、動画を視ながら何度も試行錯誤を繰り返して、3回ほど分解と組み立てを練習しました。最終的には、出発前日の11時くらいになんとか収納を済ませました。
5.環島出発当日
出発当日は、早めに仕事に切り上げて、帰宅。財布にクレジットカードを突っ込んで、右肩に輪行バッグをかつぎ、右手にはスーツケースを引っ張りながら空港へ。一時間半くらい前に空港に着きました。
空港で荷物が重量オーバーで1万2000円の料金を支払う羽目になったのは計算外でした。それと、荷物を預けてからロードバイクのタイヤの空気を抜き忘れていたことに気づきましたが、福岡空港の関帝にパンクしないように祈願しておきました。
6.いざ、高雄へ
福岡空港から2時間半ほどで高雄国際空港へ。桃園空港と比べるとちょっとレトロな感じはありますが、逆に味になっています。当時はアフリカ豚コレラの感染を警戒して、肉類の持ち込みに関しては厳しく検査していました。
ちなみに、高雄に着いたときの第一声は「暑っ!」でした。当時の高雄の気温は日の入り後でも32℃。亜熱帯を飛び越して熱帯ですから、外気に触れるとすぐに汗だくです。
高雄の地下鉄は日本のアニメキャラを展示してPRをしていまして、ポスターとかもアニメキャラだらけ・・日本でもあまり見ない光景ですので、なんだか不思議な感覚でした。地下鉄での輪行バッグの持ち込みは問題なく、小型の自転車なども折りたたまずに地下鉄に乗せる地元の方もいらっしゃいました。